が、後で調べたところ、その人間の名前は、ふかわりょうというタレントであった。
無論、我輩がふかわ氏を「河童のような変な頭をした人間」と評したからといって、名誉毀損になるわけでもないが、氏の名前を知ったからには、今後はきちんと、ふかわ氏と書くつもりである。
しかし、我輩の疑問は、ふかわ氏は、何故あのような河童のような頭をしているのであろう、ということである。何が楽しくて、河童の真似をしているのであろうか? もしや、本物の河童ではあるまいな? そもそも誰も直接に河童を見たことはないのであるから、ふかわ氏が河童でないと誰が断言できよう、、、と、こういう疑問が我輩の頭の中で一気に噴出するのである。
この謎を解明するためには、ふかわ氏を24時間監視する必要があるだろう。なぜなら、もしふかわ氏が本物の河童ならば、恐らく一日の何度かは隠れて自分の頭の上に水を注いでいるだろうし、日中に何時間も外へ出ていれば、頭の皿が乾いて苦しくて倒れるであろうから、彼が河童かどうか確認できよう。
が、一人の人間を24時間監視することなど、体力的にも辛いであろうし、そもそも無理な話なのである。例えば、ふかわ氏がトイレに行きたいと言い出したら、それを止める権利は誰にもないし、本当にトイレに行きたかった場合にそれを強制的に阻止したら、氏がお漏らししてしまうであろう。
それに、氏にお漏らしされてまで、氏が河童かどうか確かめてやりたいと思う人間も多くはいないと思われる。
こうして、我輩は、いや我々は、ふかわ氏に関する謎を解明できない悔しさに甘んじることとなるのである。が、もし本当にふかわ氏が河童だったならば、我々は、逆に、ふかわ氏の人間に勝るとも劣らぬ頭脳、人間に勝るとも劣らぬ豊かな感情などに、敬服せねばならぬであろう、、、。(終)
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