そして、その後は、お盆での出来事でも書いてみようか。 (休)
2006年08月30日
不倫物語〜休憩〜
不倫如きものに、過去6回も使ってしまった。我輩も、こんなつまらないものに、いつまでも時間を使うほど愚かではない。最大でも〜その8〜までで書ききろう。
そして、その後は、お盆での出来事でも書いてみようか。 (休)
そして、その後は、お盆での出来事でも書いてみようか。 (休)
2006年08月27日
不倫物語―その6―
トウヘンボクといえども、一応我輩がこの家に住むことを許可してくれたという意味で、我輩の一応の恩人とも言え、あまりトウヘンボクの責ばかりを書いているのも悪いかも知れぬから、トウヘンボクにとって助け舟となるようなことも報告しようと思うのである。
それは、些細なことかも知れぬが、こんなことがあった。我輩は、この家の母親と長女が会話をしているのを聞いただけであるが、、、。
「あんたはどっちの味方なんだ?」
この家の母親が長女にたずねる。
「お父さんの味方に決まってるでしょ!」
この家の長女が何故か怒って言う。
「あんなくそじじいの味方するのは、何でなんだ?」
「いつも、干渉ばかりしやがって。」
と、長女がいう。最近は、この家の母親と長女はよく、帰り時間が遅いとか遅くなるのに連絡がないとか、そんな口論ばかりしている。それで、この家の長女は腹を立てているのである。つまるところ、この家の父親の肩を持つのは、この家の母親自身が嫌いだからというものであって、私怨により客観的な判断をなし得ない人間の典型であろうか。
「何でだよう? それはあんたが悪いんでしょ。帰りが遅くなるときはメールしろっていつも言ってるでしょうに!」
この家の母親の批判対象が、この家の父親から長女の素行へと移動する。この家の長女は、「むかつく」と言い残して、自分の部屋へ行ってしまった。
要するに、トウヘンボクにも、この家の長女という味方がいたのであって、完全に孤立しているわけではないのである、、、。 (続く)
それは、些細なことかも知れぬが、こんなことがあった。我輩は、この家の母親と長女が会話をしているのを聞いただけであるが、、、。
「あんたはどっちの味方なんだ?」
この家の母親が長女にたずねる。
「お父さんの味方に決まってるでしょ!」
この家の長女が何故か怒って言う。
「あんなくそじじいの味方するのは、何でなんだ?」
「いつも、干渉ばかりしやがって。」
と、長女がいう。最近は、この家の母親と長女はよく、帰り時間が遅いとか遅くなるのに連絡がないとか、そんな口論ばかりしている。それで、この家の長女は腹を立てているのである。つまるところ、この家の父親の肩を持つのは、この家の母親自身が嫌いだからというものであって、私怨により客観的な判断をなし得ない人間の典型であろうか。
「何でだよう? それはあんたが悪いんでしょ。帰りが遅くなるときはメールしろっていつも言ってるでしょうに!」
この家の母親の批判対象が、この家の父親から長女の素行へと移動する。この家の長女は、「むかつく」と言い残して、自分の部屋へ行ってしまった。
要するに、トウヘンボクにも、この家の長女という味方がいたのであって、完全に孤立しているわけではないのである、、、。 (続く)
2006年08月21日
不倫物語〜その5〜
「女と会ってたな?」
ご飯を食べ終わった夜の九時頃であろうか、この家の母親が、この家の父親に言う。
「何のことだ?」
と、とぼけた顔で振り返るトウヘンボク。普通に振り向いてもトウヘンボクであるのに、それがとぼけた顔をして振り向くのであるから、何と言おうか、、、中々形容しがたいものである。強いて言えば、飼主から餌をもらう前、その餌を放心して見つめる犬族の馬鹿面と似ている。
「とぼけるんじゃない。こっちには証拠があるんだからねえ。」
「証拠? どんな証拠があるんだ? あるなら出してみろ。ほら、出せないのか? ほら、やっぱりないんだろう。ないに決まっている。」
「ないに決まっている」と言いながら、目の前にいるこの家の母親が何か出すのではないかと手の辺りを凝視している。
「テープに録音してあるんだよ。車の中で二人が話しているところを。」
この家の母親が得意そうに言う。
「どれ、じゃあ、出してみよ。」
「テープは隠してある。」
「何だ? ないんだろう?」
「相手は、○○さんという人だねえ。そう呼ぶ声が聞こえたよ。」
この家の母親がそういうと、トウヘンボクはその出目金をさらに一瞬拡張させた。やはり人間というものは、動揺が顔に出るものだと、脇で見ていた我輩は思ったものである。
「返せ! 返せ! どこだ? どこに隠した!」
と、トウヘンボク。
論より証拠とは、こういうことを言うのであろう。証拠を突きつけられた途端、さすがのトウヘンボクも追い詰められたようである、、、。 (続く)
ご飯を食べ終わった夜の九時頃であろうか、この家の母親が、この家の父親に言う。
「何のことだ?」
と、とぼけた顔で振り返るトウヘンボク。普通に振り向いてもトウヘンボクであるのに、それがとぼけた顔をして振り向くのであるから、何と言おうか、、、中々形容しがたいものである。強いて言えば、飼主から餌をもらう前、その餌を放心して見つめる犬族の馬鹿面と似ている。
「とぼけるんじゃない。こっちには証拠があるんだからねえ。」
「証拠? どんな証拠があるんだ? あるなら出してみろ。ほら、出せないのか? ほら、やっぱりないんだろう。ないに決まっている。」
「ないに決まっている」と言いながら、目の前にいるこの家の母親が何か出すのではないかと手の辺りを凝視している。
「テープに録音してあるんだよ。車の中で二人が話しているところを。」
この家の母親が得意そうに言う。
「どれ、じゃあ、出してみよ。」
「テープは隠してある。」
「何だ? ないんだろう?」
「相手は、○○さんという人だねえ。そう呼ぶ声が聞こえたよ。」
この家の母親がそういうと、トウヘンボクはその出目金をさらに一瞬拡張させた。やはり人間というものは、動揺が顔に出るものだと、脇で見ていた我輩は思ったものである。
「返せ! 返せ! どこだ? どこに隠した!」
と、トウヘンボク。
論より証拠とは、こういうことを言うのであろう。証拠を突きつけられた途端、さすがのトウヘンボクも追い詰められたようである、、、。 (続く)
2006年08月18日
不倫物語〜その4〜
「じじいの証拠つかんだ!」
数日後、この家の母親が言った。「誰も協力してくれないから、自分で証拠をつかんだわけよ!」と、一人で興奮している。
「どんな?」
と、次女が尋ねる。
我輩もそばで聞いていた。この家の母親の話は大体以下のような感じであった。
まず、この家の母親は、携帯を見せないこの家の父親の不倫の証拠をつかもうと思いついた。そして、最初は、夜、一人で散歩しに行くこの家の父親の後を追って現場を押さえようとしたらしいが、これはどうもうまく行かない。何故なら、この家の父親も用心深く、後ろを振り返るので、すぐに見つかってしまうからだという。ちなみに、見つかってしまった時にどうしたかと言えば、構わず、この家の父親をどこまでも追って行ったらしい。これはもはや追跡というよりは、追いかけっこであったらしく、どうにか追手から逃れようとする
この家の父親と、逃がすものかと執念深く追ってくるこの家の母親とで、近隣をぐるぐる回っていたらしい。
それで、この家の母親が次にとった行動は、車の後ろ座席でこの家の父親が夜車で出かけるのに乗じようというものであった。車の後ろでミイラのように仰向けとなり、シーツを被せて寝ていたらしい。が、これは、準備に手間をかけた割にはあえなく「何やってんだ?」と見破られたらしい。
そして、最後に取った方法、それは、盗聴であった。会議用の何時間も録音できるテープをこの家の父親が夜出かけそうな時間帯に車に隠しておいたという。
すると、案の定、この家の父親とその相手が会話をしているのが聞こえてきたというのである。
「どうだ! これで証拠はつかんだ! 後は追い詰めるだけだ!」
と、この家の母親が騒いだ。何も知らないこの家の父親が、のこのこと家に帰ってきたのは、その夜であった、、、、。(続く)
数日後、この家の母親が言った。「誰も協力してくれないから、自分で証拠をつかんだわけよ!」と、一人で興奮している。
「どんな?」
と、次女が尋ねる。
我輩もそばで聞いていた。この家の母親の話は大体以下のような感じであった。
まず、この家の母親は、携帯を見せないこの家の父親の不倫の証拠をつかもうと思いついた。そして、最初は、夜、一人で散歩しに行くこの家の父親の後を追って現場を押さえようとしたらしいが、これはどうもうまく行かない。何故なら、この家の父親も用心深く、後ろを振り返るので、すぐに見つかってしまうからだという。ちなみに、見つかってしまった時にどうしたかと言えば、構わず、この家の父親をどこまでも追って行ったらしい。これはもはや追跡というよりは、追いかけっこであったらしく、どうにか追手から逃れようとする
この家の父親と、逃がすものかと執念深く追ってくるこの家の母親とで、近隣をぐるぐる回っていたらしい。
それで、この家の母親が次にとった行動は、車の後ろ座席でこの家の父親が夜車で出かけるのに乗じようというものであった。車の後ろでミイラのように仰向けとなり、シーツを被せて寝ていたらしい。が、これは、準備に手間をかけた割にはあえなく「何やってんだ?」と見破られたらしい。
そして、最後に取った方法、それは、盗聴であった。会議用の何時間も録音できるテープをこの家の父親が夜出かけそうな時間帯に車に隠しておいたという。
すると、案の定、この家の父親とその相手が会話をしているのが聞こえてきたというのである。
「どうだ! これで証拠はつかんだ! 後は追い詰めるだけだ!」
と、この家の母親が騒いだ。何も知らないこの家の父親が、のこのこと家に帰ってきたのは、その夜であった、、、、。(続く)
2006年08月11日
不倫物語〜その3〜
「まったく、あのじじいは何を考えているんだろうね?」
この家の母親が中3の次女に向かって言う。
「放っておけば。」
この家の次女が興味もなく答える。
「ああ、腹立つ!」
そこへ、飛んで火にいる夏の次男が来る。この次男は、大学四年らしいが、就職はせずに大学院に進学するらしい。しかも、教授から「院で勉強してみないか?」と誘われ、推薦でもう進学が決まったという。その次男に向かって、次女が、
「お父さん、携帯見せないんだって。不倫してるかもね。」
と、笑いながら言う。次男は、冷蔵庫から牛乳を出してごくごく飲み、何も聞いていなかったかのように、部屋に戻ってしまった。
「何だ、あれ? 何とか言え!」
この家の母親が文句を言う。そこへ、この家の長男がくる。ちなみに、この長男はまだいわゆるフリーターである。しかも、就職しようとする意思がほとんど感じられず、極めてニートに近いものである。
「お父さんに携帯見せろって言え!」
と、母親が長男に言う。すると、長男は、
「うるせえな、そんなら、お前も不倫しろ!」
と、怒鳴る。何故そうなるのか。こういった「目には目を」的な思考に容易に向かう人間は、我輩の思うに、馬鹿である。あらゆる紛争の解決の道を閉ざし、あるいは、揉め事をさらに悪化させる、愚かな人間である。
次男に無視され、長男に文句を言われ、この家の母親は、「そうやって、誰もお母さんの味方してくれないんだ。」と嘆く。
そんな母親が取った行動は、中々映画的なものであった、、、。(続く)
この家の母親が中3の次女に向かって言う。
「放っておけば。」
この家の次女が興味もなく答える。
「ああ、腹立つ!」
そこへ、飛んで火にいる夏の次男が来る。この次男は、大学四年らしいが、就職はせずに大学院に進学するらしい。しかも、教授から「院で勉強してみないか?」と誘われ、推薦でもう進学が決まったという。その次男に向かって、次女が、
「お父さん、携帯見せないんだって。不倫してるかもね。」
と、笑いながら言う。次男は、冷蔵庫から牛乳を出してごくごく飲み、何も聞いていなかったかのように、部屋に戻ってしまった。
「何だ、あれ? 何とか言え!」
この家の母親が文句を言う。そこへ、この家の長男がくる。ちなみに、この長男はまだいわゆるフリーターである。しかも、就職しようとする意思がほとんど感じられず、極めてニートに近いものである。
「お父さんに携帯見せろって言え!」
と、母親が長男に言う。すると、長男は、
「うるせえな、そんなら、お前も不倫しろ!」
と、怒鳴る。何故そうなるのか。こういった「目には目を」的な思考に容易に向かう人間は、我輩の思うに、馬鹿である。あらゆる紛争の解決の道を閉ざし、あるいは、揉め事をさらに悪化させる、愚かな人間である。
次男に無視され、長男に文句を言われ、この家の母親は、「そうやって、誰もお母さんの味方してくれないんだ。」と嘆く。
そんな母親が取った行動は、中々映画的なものであった、、、。(続く)
2006年08月09日
不倫物語〜その2〜
「何で携帯の音を鳴らさないのか?」
この家の母親が、絵を描いている父親に向かって言う。
「マナーモードにしているだけだ。」
と、この家のトウヘンボクたる父親が嫌そうに答える。が、質問には全く答えられていない。噛み合わぬ国会の答弁のようである。
「じゃあ、携帯見せて。」
と、この家の母親。そう言って、トウヘンボクの方へ手を伸ばす。なぜなら、携帯はトウヘンボクのふところに閉まってあるからなのである。
「何でだ? そんな、人の携帯を見て楽しいか?」
と、トウヘンボク。またまた、噛み合わぬ国会の答弁のようである。無論、糾問している議員に向かって、そんなことして楽しいか?と反論した議員はいなかったであろうが、、、。
「ちょっと見るだけ。はよ、貸さんか!」
と、目をキッとさせてこの家の母親が言う。
「駄目だ。おれにもプライバシーってものがあるからな。」
と、トウヘンボク。すると、近くにいた中学生の次女が、
「携帯を見せられないのは、見せられない理由があるからじゃないの?」
と、真っ当な論理を述べる。「そうだ、そうだ!」と母親。我輩も、とうとうこのトウヘンボクもこの次女の一言により携帯を出さざるを得なくなったか、と思ったところである。
が、トウヘンボクは、「そうじゃない。」と言うのみであった。そうでなければ、では、何なのか、と我輩は疑問に思ったところ、ちょうどよく、この家の母親が、じゃなんで見せないのか?と尋ねた。
すると、トウヘンボクは、絵を描きながら、
「人の携帯をいちいち見るような人間はろくな人間ではない。」
と、母親や次女を教え諭すように、堂々と言った。しかも、少々にやけている。
我輩は、このとき、一瞬、頭の中がぽっか〜んとした。このトウヘンボクは今しがた携帯の件で窮地に立たされていたように思われたのであるが、それが、全く余裕の表情であるばかりか、逆に、二人に訓戒を授けたのである、、、。 (つづく)
この家の母親が、絵を描いている父親に向かって言う。
「マナーモードにしているだけだ。」
と、この家のトウヘンボクたる父親が嫌そうに答える。が、質問には全く答えられていない。噛み合わぬ国会の答弁のようである。
「じゃあ、携帯見せて。」
と、この家の母親。そう言って、トウヘンボクの方へ手を伸ばす。なぜなら、携帯はトウヘンボクのふところに閉まってあるからなのである。
「何でだ? そんな、人の携帯を見て楽しいか?」
と、トウヘンボク。またまた、噛み合わぬ国会の答弁のようである。無論、糾問している議員に向かって、そんなことして楽しいか?と反論した議員はいなかったであろうが、、、。
「ちょっと見るだけ。はよ、貸さんか!」
と、目をキッとさせてこの家の母親が言う。
「駄目だ。おれにもプライバシーってものがあるからな。」
と、トウヘンボク。すると、近くにいた中学生の次女が、
「携帯を見せられないのは、見せられない理由があるからじゃないの?」
と、真っ当な論理を述べる。「そうだ、そうだ!」と母親。我輩も、とうとうこのトウヘンボクもこの次女の一言により携帯を出さざるを得なくなったか、と思ったところである。
が、トウヘンボクは、「そうじゃない。」と言うのみであった。そうでなければ、では、何なのか、と我輩は疑問に思ったところ、ちょうどよく、この家の母親が、じゃなんで見せないのか?と尋ねた。
すると、トウヘンボクは、絵を描きながら、
「人の携帯をいちいち見るような人間はろくな人間ではない。」
と、母親や次女を教え諭すように、堂々と言った。しかも、少々にやけている。
我輩は、このとき、一瞬、頭の中がぽっか〜んとした。このトウヘンボクは今しがた携帯の件で窮地に立たされていたように思われたのであるが、それが、全く余裕の表情であるばかりか、逆に、二人に訓戒を授けたのである、、、。 (つづく)
2006年08月07日
不倫物語〜その1〜
今回は特別に、我輩の住む家で起こっている新たな紛争について、連載してみようと思う。
実は、我輩の住む家の父親と母親は、とあることで揉めているようなのである。それは、この家の父親が他の女と密会しているのではないか、というものである。これは、人間の言葉では、不倫というものであるらしいが、中々珍しいトウヘンボクたるこの家の父親と、常人では考えられないような思考過程を有するこの家の母親の戦いであるから、我輩は興味深く観察していたのである。
我輩の感ずるところでは、この家の父親の行動は頗る怪しいのであって、この家の母親が疑念を持つのも無理からぬものと思っている。
当然の如く、この家の父親は断固として否定をし、一方、この家の母親は深い疑念の眼差しで、この家の父親の顔を睨んでいるのであるが、、、。
そもそも、この紛争が勃発したのは、この家の父親の不審な行動からであった、、、。 (続く)
実は、我輩の住む家の父親と母親は、とあることで揉めているようなのである。それは、この家の父親が他の女と密会しているのではないか、というものである。これは、人間の言葉では、不倫というものであるらしいが、中々珍しいトウヘンボクたるこの家の父親と、常人では考えられないような思考過程を有するこの家の母親の戦いであるから、我輩は興味深く観察していたのである。
我輩の感ずるところでは、この家の父親の行動は頗る怪しいのであって、この家の母親が疑念を持つのも無理からぬものと思っている。
当然の如く、この家の父親は断固として否定をし、一方、この家の母親は深い疑念の眼差しで、この家の父親の顔を睨んでいるのであるが、、、。
そもそも、この紛争が勃発したのは、この家の父親の不審な行動からであった、、、。 (続く)

